牛丼チェーンと言えば、まず思いつくのが近頃の低価格化で傍目から見ると
三つどもえで自滅への道を歩み続けているんじゃないだろうかと思われて
いる吉野家・松屋・すき家だろう。それに、ややマイナーな神戸らんぷ亭
やら、うどん類もやってるなか卯やら、最近見かけだした新鋭の東京チカラ
メシなどが続く。
だがしかし、近頃当たり前になっているこの低価格を大手よりもずっと前に
展開していた低価格のパイオニアとも言われる牛丼チェーンがある、
と言ったら皆さんは信じるであろうか。
それが、この
「牛丼太郎」である。
牛丼太郎は現在は都内に5店舗で展開しているが、かつては十数店舗を
構えるチェーンであった。そして大手のチェーンが牛丼を400円程度で
提供しているときに牛丼太郎はなんと350円程度で提供していたのだ!
昨今の低価格時代の到来を予見していたかのような価格展開にその
先見の明を認めざるを得ないところである。
しかしその低価格路線の雄、牛丼太郎にも転機が訪れる。価格破壊による
低価格競争と、BSE問題である。これにより、牛丼太郎はかなりの打撃を
受けることになり、店舗は漸減していくことになる。
十数年前、神保町の牛丼太郎に行き、その安さに衝撃を受けたことがある。
今回はその衝撃を再度受けるため、牛丼太郎の現状を知るために5店舗の
うちの一つ、茗荷谷店(文京区)を訪れた。
まず店にたどり着く前に同じく牛丼店である松屋、なか卯の前を通った。
なんとこの牛太、競合店である松屋となか卯の隣なのである。つまり駅に
近い方からなか卯、松屋、牛太と続いている。ただでさえ牛丼チェーンが
3軒並んでいるなどという事実は信じがたいのだが、実際並んでいるから
仕方がない。まさか天下の松屋が都内に5店しかない零細牛丼チェーンを
意識してるのか、などという妄想が浮かび上がってきた。
、

気を取り直して店の前に立つ。ガラス部分にかなりメニューが貼ってあり、
ひときわ目立つのが「牛丼200円」である。やはり低価格路線は
継承されていた!とひとしきり感動。

ドアにメニューが貼ってあり、入る瞬間ちらっと見る。メニューの数は
牛太の牛丼以外の定番、納豆丼のほかにも、カレー等があり、思ったよりも
豊富な感じだ。これは期待できるかも、と思いつつ自動ドアをくぐった。

つづく・・・・。